こんにちは、ハルです。
中国では、アプリでの支払いがかなり普及しています。
サイフを持たずに出かけることも多いです。
どれくらい普及しているのか紹介します。
普及しているアプリ
アプリ支払いで普及しているのは、微信(wechat)の微信钱包(wechat pay)という機能と、支付宝(アリペイ)の2種類です。
いずれも銀行カードと連携させ、その場でお金が引き落とされる仕組みとなっています。
・店側がスマホに表示したQRコード/バーコードを読み込む
・店のQRコードを読み込んで値段を入力して支払う
この2パターンがあります。
こんな感じで使えるという表示があります。
買い物
スーパー、ショッピングモール、道端の露店など、本当にどこでもアプリ支払いができます。
普通の買い物でアプリ払いができない店はまずないです。
外食
小綺麗なレストランだけでなく、ボロボロなローカル感溢れる店や露店でも使えます。アプリ支払いができない店は見たことがないです。
学食
学生カードにお金をチャージをして使います。
チャージは現金でしかできないと思っていたのですが、何ヶ月前かにアプリからチャージできることを知りました。
多くの大学は学生カードしか使えず、一般の人の利用は基本的にできませんが、私の大学は一部を除きアプリ支払いもできます。
学生カードを忘れたときに便利ですが、学生以外もたくさん食べにきます。
地下鉄
以前は現金のみでしたが、最近は一回券のみアプリも使えるようになりました!(チャージは現金)
北京では本当に最近です(2017年12月23日より)。ニュースになっていました。↓
北京の場合は、事前に専用のアプリで支払いをし、駅にある専用の機械にQRコードをかざしてチケットを受け取ります。1日1回割引もあるようです。
広州の地下鉄は、北京とは違う仕組みでした。機械でチケットを購入するとにきにアプリで払います。
こっちの方が便利だと思います。北京のはなぜチケットを予約するような形式なんだろう?
タクシー
アプリで支払いができるだけでなく、タクシーを呼ぶアプリからは自動でお金が引き落とされます。
鉄道
ネットで高速鉄道や列車のチケットを買うときは当然以前からwechatやアリペイが使えましたが、最近は窓口でもアプリ支払いができるようになりました。
全ての窓口でアプリ支払いができる訳ではないので、表示がある窓口を選んで並びます。
中国周遊旅行では、当日窓口でチケットを買うこともあったので、とても助かりました。
アプリが使えない場所
私が知る限り、現時点でアプリ支払いができないのは
・郵便局
・バス
・観光地の入場券
この3つのみです(他にもあるかも)。
(地下鉄はまだアプリ支払いが導入されていない都市もありますが、いずれどこでもできるようになると思います。北京は遅い方です。)
バスは地下鉄がある都市では地下鉄と共通の交通カードで乗れる地域がほとんどのため、チャージがあれば現金は必要ありません。
ない場合は現金(市バスなら1元または2元の地域がほとんど)を用意しましょう。
観光地の入場券は、ネットで購入できる場合はアプリ経由で支払いますが、窓口では現金のみの場所が多いです(特に国営・公営の場所)。
アプリ支払いのメリット
店側も客側も楽
なんといっても、早くて楽!そしてお金を数え間違えるリスクも低くなります。
偽札回避
中国では偽札がけっこう出回っています。
硬貨でも時々ニセモノがあるそうです。
アプリ払いなら現金に触れることなく、偽札をつかまされる心配がないです。
アプリ支払いのデメリット
犯罪やトラブル
QRコードを読み込んで支払いができるので、店のQRコードを自分のものと張り替えておく(→自分の口座にお金が入る)という犯罪が起こっているようです。
他にも情報流出など心配があります。
銀行口座をアプリの会社に教えている訳ですから。
とは言え皆んな使っているので、よっぽど大丈夫でしょう。
マカオでは中国の支付宝が使えない
旅行で中国からマカオに行った際、マクドナルドで支付宝(アリペイ)のマークを見つけました。
Wi-Fiがあったので試してみたら、使えませんでした。中国の銀行口座の支付宝(アリペイ)は、マカオでは使えないようです。
通過間違って考えてみれば当たり前ですが、マークがあったので「いけるのか?」と試したら恥ずかしいことになりました(両替前で現金も持っていなかった)笑
まとめ
本当に便利です!日本に帰って現金生活に戻るなんて…。
現金に触れなすぎて、細かい硬貨は未だにデザインが覚えられません(笑)
普及していますが、現金を出しても嫌な顔をされた事は無いのでご安心を。
アプリ支払いを利用するには基本的に銀行口座を開く必要があるため、旅行で使用するのは難しいと思いますが、長期滞在の方はぜひ使ってみてください。
「中国は遅れた国」というイメージがありますが、実は日本より進んでいる部分も多いです。
日本にもあったら便利だな〜と思いつつ、安全面や法律面からやっぱり無理だろうなと思います。