北京留学あれこれ日記

~旅好き女子が中国に留学してみた話と帰国後のこと~

カシュガルからカラクリ湖へ個人で行く方法!外国人は手段が限られています。

こんにちは、ハルです。

 

8/25〜9/6まで、新疆ウイグル自治区を旅しました。ウルムチ、トルファン、カシュガルを訪れましたが、その中でも特に良かった場所が、カシュガルから日帰りで行ったカラクリ湖!

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しかし、外国人が個人で行くのはなかなか大変でした。どのようにしてカラクリ湖へ行ったのかまとめてみます。

 

※この記事の情報は2019年9月のものです。

 

 

外国人はツアー参加不可

最初は中国人観光客も参加するツアーに申し込もうと思い、去哪儿旅行や携程旅行といった中国の旅行アプリで検索しました。

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150元程〜ツアーがあったのですが、その中のいくつかは中国人限定で外国人は参加不可と書いてありました。

 

持ち物に「中国大陆身份证」に加えて「护照」(パスポート、=外国人受け入れ可能)と書いてあるツアーを選んで申し込んだのですが、後ほど旅行会社から連絡が来て外国人は行けないと言われました。複数ツアーで試したのですが、いずれもだめ。

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現地で知り合った日本人の友達が泊まった宿で外国人がカラクリ湖へ行く方法を聞いたら、1人900元出したらツアーを手配してあげると言われたそうです。150元のツアーがあるのを見たあとにそれは高すぎる…!

 

 

直接旅行社に頼む

外国人がカラクリ湖へ行くには、通行証を発行する必要があります。個人でできるのかは分かりませんが、旅行社に頼むのが無難です。

 

2017年発行の地球の歩き方の地図に載っていた旅行社は、2019年9月時点ではもうありませんでした。

偶然見つけた旅行社が外国人を受け入れていました!

 

 

喀什老城にある旅行社

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カラクリ湖を諦めて喀什老城を散策していたとき、たまたま旅行社を発見!ダメ元で聞いてみたら、なんと外国人も受け入れているのだとか!!

 

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喀什老城の正門から入った左側のアーチがある道をしばらく歩くと左手に旅行社があります。

 

カラクリ湖へ行きたいと相談すると、6人まで乗れる車を1500元でチャーターできると言われました。(通行証発行の手数料込み)

1人なら1500元、6人集まれば1人あたり250元。全然良い!!

 

ただ、外国人(香港・マカオ・台湾含む)は出発前日の午後までに通行証を発行する必要があります。そのために前日の昼頃までに全員分のパスポートを持って旅行社へ行かなくてはなりません。

 

とりあえず店のスタッフとwechatの連絡先を交換し、宿に戻りました。この時点で出発2日前の夜。

 

 

泊まった宿で仲間集め

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カラクリ湖へ行ける希望が見えてきた!

しかし1500元は出せない…仲間を探さなければ!

 

ゲストハウスに帰り、外国人をメインに「一緒にカラクリ湖へ行かない!?」と声をかけて周りました。

何組かに断られましたが、たまたまチェックインした南米の女の子2人に聞いたら、なんと同じ日にカラクリ湖へ行きたいと思っていたそう!!やったー!

 

この時点で3人、1人あたり500元。

まあ最悪3人でも…と思っていたら、その様子を見ていた日本人の男の子2人がトルファンへ行くはずだった予定を変更して一緒に行ってくれることに。

 

5人集まった!!!これで1人あたり300元。

もう1人乗れましたが希望者は現れなかったので、この5人で翌日の朝、旅行社へ行きました。

 

 

パスポートを持って旅行社へ

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wechatで旅行社のスタッフに「仲間が見つかった!」と連絡。翌日朝10時から店が開くというので、それに合わせて向かうことに。

 

しかし10時に行っても店がやっていない…。「騙された!?」と一瞬思いましたが、時間にルーズなだけでした。笑

 

10時40分くらいに店が空きました。待っている間、は喀什老城を散策したり正門でやっていたショーを観ていました。ショーは10:30かららしい(週末だけかも?)。夕方もありました。17時頃だったかな。

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手続き開始

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スタッフが出勤したところで、手続き開始。

旅行社でスタッフの人がしていた作業は以下の2点。

・パスポートの顔写真のページと入国日のスタンプ、ビザ(ある人だけ)を写真に撮る。

・前後の旅行の日程を確認。列車や飛行機をすでに予約してある場合はチケットや予約表を確認し便名を控える。(決まっていなければOK)

 

前後に乗った/乗る列車のチケットがある場合は、旅行社へ行く時持っていきましょう。チケットはまだ手元にないが予約はしてあるという状況なら、乗る日付と列車の番号を控えておくと良さそうです。

 

また、留学ビザなどがない場合(ビザなしで観光している場合)、「十五天以内免签旅游」(15日以内ならビザなしで旅行できる)と伝えましょう。日本人が15日間ビザなしで中国を旅行できることを知らない可能性があります。

 

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カラクリ湖以外にもいろんなツアーがありました。全て外国人も行けるかどうかは分かりませんが、他にも行きたい場所がある方は相談してみると良いかもしれません。

 

 

電話番号があると便利

あとは全員で1500元払い、代表者が契約者にサインし、誰か一人の電話番号を伝えればOKです。今回は中国で留学中の南米の女の子のうちの1人の電話番号を使わせてもらいました。

 

この電話番号宛に、SMSで当日の持ち物や連絡事項が送られてきます。当日は宿の前に車が来てくれるのですが、その時もこの電話番号に連絡がきます。

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もし参加者の中で誰も中国の電話番号がないor中国語を話せる人がいない場合、宿のスタッフにあらかじめ電話番号を聞いておいてその番号で登録するなど工夫できそうです。

 

 

まとめ

なんとか通行証発行に間に合い、カラクリ湖へ行くことができました。壮大な自然はまさに絶景。今回の旅のハイライトとなりました。

 

カシュガルまで行ったら、ぜひカラクリ湖へも行ってみてください!

 

※この記事の情報は2019年9月のものです。