こんにちは、ハルです。
私は中国政府の奨学金を得て、2017年9月より1年間留学する予定です。
今回と次回は、私がこの公費留学を得るまでの過程をご紹介します。
まずは出願についてです。
中国政府奨学金とは
中国政府が、中国国内で学ぶ外国人留学生に支給する奨学金です。
日本では主に日本学生支援機構(JASSO)と日中友好協会が窓口となり、毎年1月頃に募集が始まります。
・日本の大学/大学院に在籍しながら1~2年間留学する
・中国語を専門に勉強
・日本の大学での専攻を学ぶ
・日本の高校を卒業後、本科生として4年間留学する
(中国語が本科に入るのに不十分な場合は1~2年間中国語予科教育。この期間も奨学金あり)
・日本の大学/大学院を卒業後、元の専門分野を中国で学ぶ
など様々なコースがあります。
待遇は、私が申し込んだ普通漢語進修生(日本の大学を休学、中国語を学ぶ)の場合以下の通りです。
・学費免除
・寮費免除
・外来医療費補助
・月に3000元(約5万円)生活費支給
生活費も十分に支給されるので、渡航費以外ほぼ無料で留学することができます。
また、中国語が話せなくてもチャンスがあります。
両団体とも待遇は同じですが、提出書類や提出期限に少し違いがありました。詳しくは以下をご覧ください。
日本学生支援機構(JASSO)
中国政府奨学金 | 中国 | 外国政府等の奨学金 | 海外留学のための奨学金 | 海外留学支援サイト
日中友好協会
留学のご案内|公益社団法人 日本中国友好協会(日中友好協会)
日本学生支援機構(JASSO)と日中友好協会は併願も可能です。私は併願し、両団体から内定をいただきました。最終的には日中友好協会を通して行くことに決めました。
追記:2018年より併願できなくなりました。
両者の違いは、
・日本学生支援機構(JASSO)は1年間の留学終了時に、大学が許可すればもう1年の延長が可能
・日中友好協会は月に800文字のレポートを提出する
の二点です。
確証はありませんが、日中友好協会の方が希望の大学に行きやすいと聞いたのでこちらを選びました。
出願時の提出書類
私は併願したので、集める書類の量が多かったですが、基本的には両団体とも同じです。
志願書
フォームに個人情報を記入します。
この中で希望大学を第三希望まで選んで書きます。希望以外の大学に派遣される場合もあります。申し込みの注意にも「北京の大学は人気があるので、北京以外の都市も考慮すること」とあります。
小論文(志望動機)
日本学生支援機構(JASSO)は単に志望動機(日本語・中国語)、日中友好協会は「日本、中国、わたし~公費留学にあたって~」というテーマ(日本語のみ)でした。文字数の違いはありましたが、ほぼ同じ内容で提出しました。
留学中の学習計画書
日本語・中国語の2つを作成します。
日中友好協会は文字数の縛りがなかったので、A4に半分弱書きました。
日本学生支援機構(JASSO)は志望動機に含んでの文字数だったので、結果的に同じくらい書いたと思います。
・語学検定の合格証明書
・日本の大学の在学証明書(日・英/中)
・日本の大学の前年度までの成績証明書(日・英/中)
・高校の卒業証明書(日・英/中)
・高校の成績証明書(日・英/中)
・パスポートのコピー
これらの書類のコピーが何枚も必要で、コピー代と証明書類の発行料でいくら使ったか分かりません(笑)
期末試験期間中に用意したのでかなり大変でした^^;
日本語・中国語の両方で書く書類も多く、何度も中国語の先生やネイティブの友達に添削してもらいました。
書類提出は期限厳守です。募集が始まるのはけっこうギリギリですが、毎年必要書類に変更はほぼないので、早めに準備しましょう。特に英文の証明書は発行に1,2週間かかったりします。
志望動機
学業成績証明書なども提出しますが、書類審査の決め手になるのは志望動機書ではないでしょうか。
熱い思いをぶつければ良いと思います。
私は「第二外国語だけどこれだけやってきました!」「でもまだ勉強したいんです!」ということを
・朗読コンテスト入賞
・南京短期留学
・中国人の友人
・中国語検定3級取得
のエピソードを交えて書きました。
私の申し込んだコースの場合、語学検定は出願に必須ではありませんが、志望動機書や面接でアピールできるので取得しておくと少し有利になると思います。
(ちなみに私はHSKは未受験でした)
まとめ
私はギリギリまで出願するかどうかを迷っていて、書類を集め始めるのが遅く、かなり焦りました。高校の先生にも無理を言って、早く証明書を作っていただいたり・・・。
少しでも出願を考えているなら、結果的に出願しないことになるかもしれなくても、一応早めに書類を集めることをおすすめします。
期限に一日でも遅れると受理されません!ご注意を!
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